※1月20日の記事です。
おはようございます。愛猫ナンナンの火葬には家族である私だけが参列し、 ナンナンのお骨はミーシャ、めんちゃんの入った骨壺に一緒に入れました。 お骨になったナンナンと帰宅すると、わが家は更に寒くて広い家になっていました。
居間の一角にそっと骨壺を納め、骨壺には遺影と赤くて小さなカーネーションを手向けました。カーネーションの茎は10センチほどに折り、ちいさなガラス瓶に刺しました。小さな花の方がナンナンには似合います。
ナンナンが迷わないように、敷物だとか籠だとか、トイレだとか、最後に失禁したソファなど匂いのついているものは、今日車に積み込み沼館の処分場に持って行きました。だって迷ってまたナンナンが戻ってきたらダメでしょう。
居間のソファを取っ払ったところはポカンと空間になっていて、やけにそこから冷たい風が入ってくるような感じがします。写真はお正月の息子とナンナン。
でも悲しきかな、ナンナンがいなくなったこと以外、世の中は日常です。 ずっと黄昏ていたいけど、ずっと黄昏ているわけにもいきません。
今週は新年会でフラを踊らなくてはならないので練習もしなくちゃならないし、入院待ちのじいちゃんのことも気になるし、来月は音楽祭があるけどバンド練習の日程が全く合わずやきもきするし、職場の豆まきのことも気になるし、健康診断を控え、胃カメラを飲む恐怖におののいているし、増え続ける体重も気になります。
そんな今日の、フラの練習の時に野菜スープの話になりました。このまま黄昏ている場合じゃない!野菜スープだっ!って思って、夕方には釈迦内ビックからキャベツを買って来て野菜スープを作りました。
ストックしてあった冷凍ミニトマトと刻んだ冷凍大根もあったので、それとたまねぎと人参とピーマンも入れて中鍋でグツグツ。大鍋は私には大き過ぎるんです。 煮込んだ野菜はその都度取り分けて、コンソメ味とかみそ味にして食べるつもりだったのでダシは入れませんでした。
私はマメに見えて面倒くさがり屋なので、夜は生タイプの即席みそ汁をお湯で溶かしたものに、卵白と煮込んだ野菜を入れて食べました。
卵白は、おっとうが食べ残したキムチ漬けがあったので、それを豚肉と炒めて卵黄を落した残りでした。
ゴミ箱を荒らそうとしたり、こたつの上に上がろうとするナンナンがいなくなり、膝の上に乗っかるナンナンもいなくなり、夕飯はあっという間に食べ終わってしまいました。
遺影を何度も見ながら、またナンナンのことを何度も思い出しながら、私はひとりで長い夜を過ごしたのでした。
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