職場の成人病予防健診のためにO病院に行ってきたときの話です。自分の備忘録として、また何かのお役に立てたらと思い、今回は体験談を記しておくことにしました。
成人病予防健診のメニューの中には胃の内視鏡検査(胃カメラ)もあるのですが、私の性格からしてつらいだろう胃カメラについても、ぎりぎりまで何も考えずに平穏に暮らすようにしていました。
それが吉と出たか凶と出たかは自分でもわかりませんが、イメージトレー二ングとかシュミレーションとかもっと対策しておくことはできたんじゃないかと後になって思いました。
では時系列に沿ってお伝えして行きましょう。
健診1週間前
いよいよ心して臨む覚悟をし始めたのが健診の1週間ほど前。前もって配布されていた健診の案内とか問診票とか検体容器の確認をする。(結構土壇場になってから動く人、私)
検体は健診の3日以内に2回採らなくてはならないことを確認。
もう一つの検体は朝一番に取ることを確認。
健診2日前
自分の体調からして早く検体を取らなくてはならないが、2日前は無理っぽい。少し焦る。どうしよう。
健診前日
2回採らなくてはならない検体のうちの一回目が取れた。
それはいいけど2回目がとれなかったらどうしよう。
そう思っていた矢先、なんかもよおしてきたぞ。
でも採取日は別々にしなくてはならない・・
取れない方が困ると思って同じ日に取ることにした。
でも同じ時間じゃないよ。なので日付は捏造。
そしてまずは一安心。
むか~しむかしの話、知り合いの知り合いが検体が取れなくて、犬のを取ったと聞いたことがある。
健診前日の夜
前日の夜9時以降は食事・アルコールは控えるようにとのことだったので、慌てて早めに晩酌を始めるも、気持ちは最後の晩餐のつもりだったので、だらだらと食べ飲みしてしまう。
これとか、
あれとか・・あれとか、あれとか・・・
頑張って夜の8時40分に晩酌終了。
軽く緊張感が漂い始める。
緊張感が漂っているのに眠い。
早く寝なくちゃ!
当日朝6時
目覚めは普通。
あ~もう一つ検体を取らなくてはならなかった。
トイレに駆け込み配布された紙コップに検体を取り、容器に入れる時になり苦戦する。いつものことだが容器の目盛まで吸い取れないのである。
何度か試しているうちに床に少しこぼしてしまう。
こんな朝に無駄な時間を取られてしまう。どうする私。
どうしても目盛に満たないため諦める。
人間、時と場合により諦めが肝心なこともある。
普段は朝ごはんを必ず食べるけど、食べられないしすることもないし、それどころじゃない。レベル2程度に緊張してきたので病院に行く準備を始める。
7時10分
ちょっと早いかなとも思ったけど、今までも健診には早めに行っていたので今回も早めに出発する。受付時間は8時で時間厳守。
天気は少し吹雪く感じ。道路状況はまあまあなんだけど渋滞に巻き込まれる。
その後車が流れ出したと思ったけど、また渋滞に巻き込まれる。
この段階で病院に遅刻の言い訳も考えていたけど、結果的には全然間に合ってしまう。
7時45分
病院に到着。あれれ?駐車場にほとんど車が止まっていない。
余裕じゃ~~ん。
ここでどこに車を止めるか考える。雪で駐車ラインは見えない。帰る時はしっぽを巻いて逃げるように帰りたいので、出来る限り入り口に近いところに止める。
写真は借りてきた猫。
8時
受付のお姉さんから簡単な記入物と(コロナ対応)体温計を渡され、簡単な説明の後に場所を移動。
靴を脱ぎスリッパに履き替え保険証の確認と問診票の提出後、検査着に着替えるように言われる。誰も聞いてないけど検査着は私はMサイズ。知ったこっちゃない?あっ、そう・・
ロッカーには首から下げるカギがかかっていた。また検査着は下着着用OK靴下OK。時計もOKだった気がする。下着は無地って書いてた。でもそれを言うなら検査案内に書いておくべきと思う。
緊張度レベル2のためすごく寒いわけではなかったけど、もう少し着替えの部屋は暖めてほしかった・・
記憶のまま書いているので順番が違ってたらSorryだけど、その後は血圧測定、問診。問診時に胃袋をきれいにするという謎の液体を飲まされる。決して美味しいものでは・・ないっ。
その後身長体重測定と採血。採血は3本分。採血は私全然平気。針を刺すところもガン見できるもん。1本目黒っぽい血液。2本目、3本目と鮮やかな血液色になる。
検査着だけだと寒いので上着を借りれるんだけど、採血の時に受付の人は上着は着たままでいいと言うし採血担当は脱ぐように言う。どっちでもいいから統一してほしい。ったく!(緊張のあまり無駄にイライラする)
場所を移動してレントゲン検査と心電図。レントゲン技師が検査着は脱がなくてもいいという。私はババシャツひとつになる覚悟だったため、こういうことは早く言ってほしかった。
その後視力と聴力検査。
視力は良くもないけど悪くもない。何せ今でも裸眼で過ごしている。が、ぼちぼち乱視用の眼鏡が必要になる・・かも・・しれ・・ない。
私の名前はあまりない名前なので視力聴力検査担当が名前の話をしだす。少なくとも市内に私と同じ名前の人は4人いることは知ってる。
後で思ったこと。名前の話をし始めたのは、胃カメラの緊張を和らげるための優しさ?
その後医師による診察。おなかを触診された後、腸が活動を始める。ヤバい!この次胃カメラだよね。胃カメラってまな板の鯉だよね。胃カメラの最中にトイレっていけないよね。
9時27分
内視鏡検査室前に移動。カーテンで仕切られた3つのスペースのうちの真ん中に通される。
思いは果てしなくリフレインする。(この次胃カメラだよね。胃カメラってまな板の鯉だよね。胃カメラの最中にトイレっていけないよね。)
9時33分
何かあった時には最悪の事態にもなりかねないと思い、麻酔を口に含む前にトイレに行くことを決意する。でも声をかけようにも看護士が見当たらない。
もし看護師さんを見かけたら、私がトイレに行っていると伝えてもらうように検査待ちの人にお願いして、トイレにダ~ッシュ!華麗なる早業で内視鏡検査室前に戻る。その間数分!
9時37分
その数分後に看護士が出てきて麻酔液を口に入れてよこす。毎度のことながら麻酔液は5分間口にためなくてはならない。
口にためるのはちょっと苦手。でも私には得策がありました。それは歌を歌うこと。声は出せないのでもちろん心で歌うのですが、歌はフラダンスの曲。2曲歌えば軽く5分は超えるはず。
時計はひとつも見ずに歌いながら踊っている自分を想像して、時間が経つのを待っていたけど3曲目も終わってしまう。
9時47分
目を開けてみるともう10分経っとるやないか~い!
看護士は出てこないし、飲んでいいものか我慢した方がいいものか(緊張度レベル4)
看護士が出てきて、あらまだ飲んでなかったの?的な様子。言ってなかったよね!!ほかの人に言ってたけど私には言ってないよね!思わず一気飲みしてしまう。そして大館めんちゃんねるさ~んと呼ばれる。
もうまな板に乗るしかありません。緊張度レベル5!
ベッドに横になり看護士が黒くて細くて長いものを根元から持ちあげた瞬間、黒くて細くて長いものの先っぽがまぶしいくらいに光っているのが見えました。
はい、横になってくださ~い。
緊張しなくても大丈夫ですよ~。
ちょっとだけ上の方を見て下さいね~。
はい、これを口にくわえて下さいね~
はい、入れますよ~
力を抜いてくださ~い
のど元は無事に過ぎたものの、その間、黒くて細くて長いものが胃袋の中でぐるぐるしたり、抜くかと思えば内臓のどこかに当たってるし、痛くないけどその感覚は十分わかるし、オエオエするし、涙はつ~っと流れるし、よだれはだら~んと流れてきて辛すぎる。
お願いですから、もう何でもしますからやめて下さ~~~い。
お願いぃいいいい!
終わってみればそれはたぶん数分の出来事。
9時58分
その後医師に「とてもきれいな胃袋でしたよ❤」と褒められ、検査室を出たのが10時数分前のことでした。コレであと一年、胃カメラのことは考えなくて済むようになりました。
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