おはようございます。今回は卵でとじた「カツ丼のカツ」がラーメンに乗っているご当地グルメ、かつラーメンのご紹介です。
かつラーメン誕生秘話
ところは大館市の隣町、小坂町の奈良岡屋さん。初訪問です。お店の外観からするとここはラーメン店でもなく大衆食堂でもなく日本料理店らしい。期待値アップ!
実はこのお店がかつラーメンの発祥とされていることを知り、是非とも食べてみたくて夫婦で来店したのでした。
かつラーメンの誕生は昭和45年頃、毎年8月に開催される『小坂七夕祭』の山車作りに携わる人々が注文していた裏メニューから口コミで流行だし、人気となって表メニューになったもの。
かつラーメンは秘密のケンミンSHOWでも紹介されたことがあるし、これはもう押しでしょう!https://www.ytv.co.jp/kenmin_show/backnumber/20190530.html
ちなみに現在小坂町でかつラーメンは6店舗で提供されているそうですが(小坂町かつらーめんBOOk会参照)、奈良岡屋が元祖ということになります。
すでに見ただけでヤバそう!
さて私たち夫婦が訪れたのは祝日の午後1時20分過ぎ。ピークは過ぎた時間と見込んで訪問した割にはテーブル席やカンター席もほとんど埋まっていて、私たち夫婦は座敷に通されました。
アクリル板で仕切られたテーブル席のひとつには先客があり私たちは2組目。オーダーを待つ間に3組目が着席し座敷席は埋まりました。その時でも午後の1時半過ぎです。お店の人気の高さがうかがえます。
また、畳敷きに椅子とはいかにも日本料理店の風情です。
私はメニューも見ないですでにかつラーメンをオーダーしていましたが、いつもの通りメニューを見ながらオーダー品を待ちます。
メニューを見ていると天重を発見!かつラーメンをすでに注文してしまったことをちょっぴり後悔してしまいました。だって他のお客さんが食べていた天重のビジュアルも凄かったのですから。
いやいや、今日はかつラーメンを食べに来たのだから!と自問自答しながら、かつラーメンを待つこと10分。かつラーメンが配膳されました。
うわっ、見ただけでヤバそう!
かつラーメン実食
さて、一味唐辛子をかけていっただっきま~す♪ビジュアルの通りかつラーメンには卵でとじたカツの他にネギとチャーシューとメンマも乗っていました。
一口目はスープから。
スープは醤油味のスープ。出汁にはにぼしを効かせてつつ、鶏ガラ、豚の背骨、ゲンコツ(膝関節の部分)、野菜などを入れているとのことですが、煮干しの臭みは全くなく調和のとれた出汁と言うか、どれかひとつに味が偏ることのないブレンドの味。
また店主の情報によるとハムの切れ端を隠し味に使ってるとか。スープの力の入れようがものすごい!
そのスープを口に含んでみると期待を裏切らない!むしろ期待以上の調和の取れた味!マジで美味しい!
麺は女性に嬉しい細目の麺でつるつるイケます。
かつの卵は少し甘みがあり玉ねぎも入っていて、それこそかつ丼の具と言う感じ。
初訪なのでもちろんかつ丼は食べたことがないけれど、かつ丼の具としては1/3程度の量がラーメンに入っていると見受けられました。
そのかつ丼の豚肉は小坂のブランド豚「桃豚」。桃豚のロース肉を使っているのか衣の中の豚肉はコクがあって美味しい。
そして食べ進めていくうちにあることに気が付くのでした。それは味が変化していくということ。最初に飲んだスープはさまざまな出汁が偏ることのなくブレンドされた味だったのに、それに甘みが加わって行ったのです。
その種明かしは煮込んだカツ丼の出汁にあるようでした。カツ丼は鰹出汁で煮込むらしいのですが、それがスープと合わさり、今度はスープに甘みが加わっていくのです。
さらにはラーメンスープが浸みこんだカツの衣がまるで新しい味に変化していく。こんなの初めてです!
またラーメンにかつ丼の具が乗っているのですから、そのボリュームはご想像の通りでおなかいっぱいになりました。
このお店は再訪するべきお店と私は思いました。奈良岡屋のかつラーメン、超おすすめです。
奈良岡屋の詳しいお店情報はコチラ
●住所 秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山栗平19-5
●電話番号 0186-29-2040
●営業時間 11:00~22:00
●定休日 日曜日
にほんブログ村と人気ブログランキングに参加しています。
ぽちっとしていただけると励みになります。
よろしくお願いします。
↓↓↓
コメント