セリはきりたんぽ鍋には欠かせない食材の一つ。セリがないきりたんぽ鍋はきりたんぽ鍋じゃない!と私は思っているのですが、セリは冬場になるとやたら高値になります。そのため2年ほど前からセリのリボ栽培をしています。
ただでさえ年末になるとその高値にうんざりなのですが、2024年の今、物価高騰は家計を圧迫!今日まで開催されていた『本場大館きりたんぽまつり』では出店店舗にもよりますが、きりたんぽ一杯800円を更新!
最寄りのスーパーでは、な・な・なんと!セリ一把が600円台となり(←きりたんぽ祭り価格とは思われますが)それが起爆剤となり、なんとしてもセリ栽培を成功させたいと思うようになりました。
今回は2年ほど前から継続中のセリ栽培の様子をお知らせしたいと思います。
セリってどんな野菜?
その前にセリってどんな野菜かお話ししたいと思います。それが栽培方法のヒントにもなるため、ここは押さえておくべきポイントにもなります。
セリはセリ科セリ属の多年草。日本原産で春の七草のひとつとなっています。水田や畦道や湿地などに生え、野菜としても栽培されており、その風味は独特で強い香りと歯触りに特徴があります。
セリは種子を発芽させて繁殖させることもできるようですが、ランナーを伸ばし繁殖させるほうが栽培しやすいようです。
セリ栽培のスタートはコレからだった
セリ栽培のスタートは2022年4月下旬のコレからでした。きりたんぽを食べた時にこの根っこを苗として栽培してみることにしたのです。
要するに!セリの根っこを育てていけばセリができるのです。その時に見つけた動画も貼り付けておきますので、どうぞ参考にしてくださいね。
スーパーから買ってきたセリは、スポンジで栽培されているタイプのセリだったので丁寧に株分けし、
水に差しておいたものが2022年5月にはこうなりました。
手ごたえを感じ始めた私はそれを土に植え付け、6月には背丈が12㎝ほどになりました。
それ以降はセリを買ってくるたびに根っこを植え付け、何度かセリの収穫もできるようになりました。
2022年9月、あれっ?ちょっと葉っぱが黄色くなってる?!!しかもゴリゴリと固そうになっています。もう私にはセリの栽培は限界かも?と思い、その日は暑かったけどきりたんぽ鍋にして食べてみたら味は確かにセリだったけどちょっと固い!
2022年10月、ゴリゴリ固くなっていくセリにショックを受け、私はあらためてセリのリボ栽培を始めたのでした。
今度は成功させたいと思って、水耕栽培用の固形肥料を水に溶かし潅水気味に育てることにしました。
知識がなさ過ぎたセリ栽培
セリは真冬は室内に入れ、なんとか冬越しさせることができました。写真は2023年4月2日のセリ。
株分けした2023年7月14日のセリ。
夏場の写真が少なかったのはセリと向き合おうとする気持ちが冷めてしまった表れ??でも命は絶やすことなく、植木鉢の中の細くて柔らかいセリの赤ちゃんを室内で育て続けました。
写真は2023年11月8日のセリ。
セリはポットや植木鉢などにまったく統一性もなく植えていました。下の写真は2023年12月17日の植木鉢のセリ。
写真は2024年2月24日のセリ。ポットに植えたセリと植木鉢のセリが写真奥に写ってます。
2024年の春になりました。セリは茎が太くなり葉っぱも増えてきました。この頃になるとセリ栽培の意欲がだんだん増してきて、セリを畑で植えてみたくなりました。
写真は2024年4月29日のセリ。セリ畑の拡張を目指して小屋と倉庫の間に作った畝に植えてみたセリです。
でもまたゴリゴリ固いセリになるのかと不安になったので、私の家庭菜園の師匠でもある裏のヒロコさんに相談してみたところ、一度全部刈り取ってみたら?とのことでした。
セリ栽培についての情報というものはもともと少なすぎるし、私には知識もなかったので、とりあえず師匠の言う通りバッサリ刈り取ってみました。
写真は5月17日のセリで、刈り取ってまた伸びてきたセリですが、やっぱり固い感じがします。
2024年8月3日。セリの親株はさらに太くなり、畑の傾斜に沿ってランナーが滝のように伸び始めました。
ちょっと食べてみたくなったので8月4日に少しだけ収穫してみました。見た目の通りちょっと固かったけれどお味噌汁にしてみたら美味しかったです。
セリに花がつき始めるとまたゴリゴリ固くなり、とう立ちしたセリはセリとは思えない姿になっていました。
これからのセリ栽培
ただ親株はゴリゴリ固くなっていましたが、根付き始めたランナーからでた新芽はそれはそれは柔らかいセリとなっていました。
そして何の情報もない中で私が2年間セリを育てて来て、ようようセリのライフサイクルがわかるようになったのです。(もっと早く気がつこうよ、私!去年は私いったい何してたんだ??)
2024年10月6日、セリの新芽を育てて丁寧に摘み取ったセリをきりたんぽ鍋にしてみたところ、柔らかくて美味しい!
それに味を占めた私はもっとセリを増やしたいと思うようになり、また、追い打ちをかけるようにセリも高値になったものだから、今は畑と潅水にした植木鉢でセリ栽培に没頭しています。
そしてもうひとつ、実験段階ではありますがペットボトル行燈もやっています。行燈はセリをペットボトルで囲った防寒対策です。
今年は暑い夏だったとは言え、最近は夜になるとひんやりするようになりましたし、セリの生育適温は20~22℃。
ちなみにセリは比較的低温には耐えられるけど高温には弱く、25℃以上では生育が悪くなり、品質も劣化するとのことでした。
当面、この方法でセリ栽培を続ける予定ですが、もっと寒くなったらまた対策を考えたいと思います。
そして息子夫婦が正月に帰省した時には、自家製セリできりたんぽ鍋を食べたいと今から妄想しているのでした。
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