面白い話を兄から聞きました。あまりにも笑ってしまったので、今日はそのことをお話ししたいと思います。
いよいよ山菜シーズン到来ですね。春の山菜と言えば、わらび、こしあぶら、ゼンマイ、ふき、ミズ、こごみ、たらのめ、しどけ、ぼんな、うるい、根曲がりだけ、あいこ、などなど、な~んも調べなくてもある程度は言えてしまう私。若干区別がつかないものもあり、外ではこれだ!って自分では見つけることはできないけど、山菜の宝庫と呼ばれるこの地で生活していると、どれもなじみが深いものばかりです。
子供の頃は両親と一緒に、山に入ってわらびを採ったり、ゼンマイを採ったり、フキも採りに行ったことがあります。ただ、根曲がり竹は兄が山で迷ってしまったことがあったため、あえていくことはありませんでした。またどの山菜も、今ではいただいたり買ったりする一方で、採りに行くことはなくなってしまいました。
特に好きな山菜はミズで、公にはウワバミソウというらしいですが、シャキシャキした食感で、山菜の割には癖がないところが本当においしいです。
お気に入りの食べ方と言うのもあって、私は皮を剥いてゆがいて、塩昆布のさざなみで和えて食べるのが大好きです!以前うちのお隣さんから、ゆでたミズを塩と味の素とおろししょうがで和えて食べるのも美味しいと聞いたことがあり、やってみたらそれも美味しかったです。色もきれいな緑色のままです。ちなみにまだ初物は食べてませんが。それと、ミズはお味噌汁にしたり炒めものにしても美味しいですね。
また、ミズのたたきなんかも美味しいです。さっと湯がいたミズをたたいて、お好みでニンニクやショウガ、お味噌で味付けしてご飯にかけて食べます。ミズは叩くと粘りが出てトロトロになるんです。
根曲がりダケも大好きで、新鮮なものは生でも食べられるし、私は皮ごと焼いた焼きタケノコを絶賛しています。
さて、ここからは話をよく聞いてくださいね。私の兄は写真が趣味で鉄オタっぽいんですが(笑)、阿仁合駅付近に写真を撮りに行ったついでに、他の人につられて山菜も採ってきたそうなんです。タラの芽を採って来たって言ってました。またその付近で、地元の人が何やら見たことのない葉っぱを採っていたそうで、兄が「何をとってらすか?」って聞いたら、アケビの葉っぱとのこと。
実家でも私の家でもアケビの葉っぱは一度も食べたことがなかったし、もちろん食べれることも知りませんでしたが、さらに兄は「アケビの葉っぱって、たべられるんだすか?」って聞いたら、
「たぶん、おらえだげ。」
って? (意訳すると「たぶん、(食べているのは)家だけ。」)
兄はすかさず、どっひゃ~~~~~~!!!ってなったみたいで、かなり笑ってしまいました。
その後、兄はその師匠の言う通りアケビの葉っぱをゆでて食べてみたそうです。そのお味はほろ苦い春の味がしたそうな。更に私が調べたところによると、食べているのはおらえだげじゃなかったようで、山形では木の芽と呼ばれ親しまれている珍味だということがわかりました。
知らなかったぁ~!
コメント
こっちでも食べますよ。胡麻和えがおいしいです。
そうだったんですか??知らなかったです。
ちなみに、そちらではサシドリのことを、サシポコっていうってきいたことあるんですが、
本当ですか??
山形で、木の芽は食べたことがありますが、アケビかどうかは
定かではありません。 アケビの実の皮も美味しく頂いてしまう
のですから、春の珍味としては有りですね。
アケビの芽を木の芽と言っているらしいですけどね、真相は知りたいところです(笑)
アケビの皮は、たぶんDaimalさんから聞いて知ったと思います。
山菜ってすごいですね。
[…] 阿仁合に山菜を採りに行った時に兄が聞いた、どっひゃ~~な話 […]