当のワタクシ、コロナ禍以前はひとり旅にハマっていたこともあり、それこそ各地の美味しいものを食べることも楽しみのひとつでした。
ぶっちゃけ当時は本当にパワーがあり、金曜夜の夜行バスで都心に向かい鎌倉散策、土曜夜の夜行バスで帰宅なんてゼロ泊3日のハードな旅をしていたこともありました。
そのパワーは今はどこにいってしまったやら。
最近はめっきり旅に出ることもなくなりましたが、今回は昔を懐かしんで今まで食べてきた郷土料理とか美味しかったものを振り返ってみたいと思います。
ご紹介するものは順不同、思いついたものからご紹介させていただきますね。
山寺の芋煮うどん
振り返ってみると私が山形の山寺に訪れたのは2017年7月。もう7年前のことになります。
1015段と言われている石段を登りきるパワーチャージのために山寺の麓で食べた芋煮そばは今も鮮明に記憶に残っています。
芋煮そばをいただいたのは信敬坊というお店で、
見た目は味が濃そうでしたがその割に濃くなくシイタケのダシがよく効いていました。
私の性格上美味しかったものは再現してみたくなる人なので、その後芋煮を作ってみたのは言うまでもありません。
大内宿の高遠そば
そういえば人生最高の長距離旅は2015年3月の福島方面。1200キロ車で走りました。その時はどうしても大内宿に行ってみたかったんです。そして我ながらよく走ったと今でも自分を褒めたくなります。
大内宿では高遠そばが有名で、高遠そばはお箸の代わりにネギでおそばをいただきます。インパクト大ですね。
笑い話になりますが、ネギも時々かじりながらの喫食はず~っと口の中がネギ臭でした。
大内宿ではこづゆという郷土料理もあることを知り、もちろんこづゆもいただいて来ました。こづゆは帆立の貝柱を出汁に戻し、豆麩やサトイモ、ニンジン、しらたき、細ダケ、こんぶなどを加えて煮込んだ汁物でした。
このこづゆ、当時私はその存在を全く知る由もなかった絶望ライン工さんが、ご自身の動画で「こづゆと呼ばれるすまし汁や練った小麦粉を入れた「すいとん」を正月に食べます。と語っていました。
動画でこのくだりがあった時は、これか!!と思わず嬉しくなってしまった、そう!私は絶望ファンなのです。
卵の温泉?浅虫の温泉卵場
秋田県の上(?)の県の青森県には浅虫温泉があり、ここには卵の温泉もあり何度も行きました。
何度も何度も行ったので要領はバッチリで、生卵もカゴも持参でお土産用に大量に温泉卵を作ってきたこともありました。
温泉卵が出来上がるまでの15~20分の間は、混浴足湯をします。
盛岡のじゃじゃ麺
最近めっきり旅行に行かなくなってしまったという割には、盛岡には足を運ぶ機会が結構あったりします。
それは福島に単身赴任中のおっとうや年末年始に帰省した息子夫婦が埼玉に戻る際、ちゃっかり車に便乗し、ぶらり盛岡旅を楽しんできたから。
肝心の盛岡では盛岡三大麺のうちのひとつである盛岡じゃじゃ麺を食べてくることが多いです。わんこそばだと今更何杯喫食したなどと量を競うお年頃でもないし、激込みの冷麺を並んでまで食べるパワーもないため。
その点じゃじゃ麺は私にとってはファストフード感覚で食べれてしまうところがいい。そのじゃじゃ麺も私は「白龍(パイロン)」でしか食べたことがありません。何を隠そう白龍はじゃじゃ麺発祥のお店なのです。
じゃじゃ麺は麺を楽しんだ後にもうひとつのお楽しみのちーたんたんがあります。
ちーたんたんは麺を一口残したところで、生卵をじゃじゃ麺のお皿に割り入れよくかき混ぜます。そこにじゃじゃ麺のゆで汁を足してもらい、お味噌を足して食べる卵スープなのです。
オーダーの流儀、食べ方の流儀ははこちらの記事を参考にしてくださいね。
八戸のヒラメのづけ丼とせんべい汁
旅はチープな18きっぷの旅にも結構行っていました。それは確か2018年だったと思います。向かった先が八戸の陸奥湊駅近くのみなと食堂。ここの売りは何を隠そうヒラメの漬け丼なのでした。
ヒラメの漬け丼は見た目つやつやのぺっかぺか。確かこの漬け丼は食べる直前に漬け込んでいたはずで、薄味ゆえにヒラメの繊細な味が生きていました。そして濃厚な卵黄がまろやかさを引き出し、ワサビが味のアクセントになっていました。
その時はヒラメの漬け丼とせんべい汁のセットでいただいてきました。せんべい汁は八戸のB級グルメとして不動の地位を築いてきました。なのでヒラメの漬け丼とセットとあらば最強のグルメと言えましょう。
さて、今回ご紹介させていただいた美味しいものについては、秋田県民のくせして他県のばっかりだったことにお気づきでしょうか。
これは自分なりに旅の気分をまた味わいたいと思ってのことで、秋田県にも美味しいものはたくさんあるし、ほかにもいっぱい美味しいものは食べてきましたが、思いついたものだけをご紹介させていただきました。
残念なことに盛岡以外は最近はすべて行くこともなくなり、これらの情報も当時のものですので、もし行かれる場合は最新情報をご確認の上足をお運びくださいますようお願い申し上げます。
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