おはようございます。今回はシシリアンルージュと言うトマトを使った簡単レシピのご紹介です。
シシリアンルージュって何？
シシリアンルージュは生食でも美味しく、オリーブオイルとお塩で炒めると濃厚な旨さがでるイタリア生まれの中玉トマトです。
私はこの触れ込みに惹かれて某道の駅でシシリアンルージュと言うトマトを買っていました。
我が家の菜園では桃太郎とミニトマトも作っていますが、ミニトマトは今年はまるで不作で、桃太郎は頑張ってくれているものの赤くなるまでかなり時間がかかるので、トマトは思いのほか口に入ることが少ない今日この頃。
また我が家の菜園の桃太郎は地肌が悪かったり割れたりするためもっぱら加熱専用で食べていました。そのためちょっとばかり過熱トマトレシピにも興味津々の矢先のことでした。
シシリアンルージュの特徴
ここでシシリアンルージュについて深堀してみたいと思います。
シシリアンルージュは調理・加工用トマトの傑作で普通の大玉トマトに比べてリコピンは約8倍、グルタミン酸は約3倍も含まれていることがわかっています。
耐暑・耐寒性があり、幅広い作型で栽培が可能なため秋田県内でも作りやすい品種と言えます。
シシリアンルージュを使った簡単レシピはこれからいくつかご紹介させていただきますが、私の舌で感じた率直な味の感想は、加熱しただけでトマトソースになり得るぐらい旨味成分がギュッと詰まっている感じがしました。
また実がしっかりしているので熱しても崩れにくく加熱しても水分が出過ぎることはないとか。どおりで保存性もいいはずです。
普通のトマトなら数日でジュクジュクするところ、シシリアンルージュは完熟しているにも関わらず、そのままボールに入れておいただけでも一週間持ちましたから。
シシリアンルージュの特徴である豊富なグルタミン酸は加熱することでさらに効果がアップするので、生食でも美味しいですが加熱で食べない方がもったいない！
というわけでシシリアンルージュの加熱簡単レシピを早速ご紹介したいと思います。
シシリアンルージュと卵のココット
まずはストウブのスクエアココットを用意します。ストウブのスクエアココットはコンパクトなセラミック製ココットで、小さくて四角いサイズであることから器として活用できるのでとても便利。
それにシシリアンルージュをブツブツ切ったものと、ウインナーソーセージもブツブツ切ったものを入れて、最後に生卵を落としてオーブントースターで焼くだけ。
おすすめは若干時間は長めに焼くこと。卵の表面の白身が固まっても中身が割と生のことがあります。味付けはマジックソルトをパパっとふりかけるだけ。失敗はありません。
シシリアンルージュと卵の組み合わせはマイルドな味になります。
シシリアンルージュとミネストローネのパスタ
作り置きのミネストローネも無駄にしません。茹でたパスタに作り置きのミネストローネ、それに輪切りにしたシシリアンルージュを一緒に炒めると旨味が増し、味に深みが出てきます。
こちらもマジックソルトで味を整えます。最近はマジックソルトが便利過ぎてトマトレシピに欠かすことはありません。
このシシリアンルージュレッドは色鮮やかで食欲をそそります。赤は食欲を増進させる効果もあるのです。
シシリアンルージュと甘トウガラシのグリル
実は道の駅で甘トウガラシも買っていました。名前の通り辛くない甘いトウガラシで、パプリカのようにほんのりと甘みを感じます。
種ごと食べられますが、私は種が舌に触ってイヤだったので縦割りにして種を取って使うことにしました。
こちらのレシピもものすごく簡単で、耐熱ガラスプレートに自家製ニンニクオイルを敷き、甘とうがらし、ベーコン、輪切りにしたシシリアンルージュ、生卵を乗せて、更に自家製ニンニクオイルを垂らしてからマジックソルトを振り、オーブントースターで焼くだけ。
ほとんどシシリアンルージュと卵のココットと作り方は同じですが、甘トウガラシも一緒に焼いたことで甘トウガラシの味のハーモニーも楽しめます。
シシリアンルージュのピザトースト
これこそシシリアンルージュの本領発揮と言わせていただきたいのがピザトースト。
食パンにはマヨネーズとトマトケチャップを塗りましたが、シシリアンルージュを乗せたことでそれがまるでトマトソースのようで美味しくなりました。
トマトとチーズの組み合わせは本当に相性が良いですが、ピザ用ソースがなくてもシシリアンルージュを一緒に乗せて焼くことで、十分ピザトーストが楽しめるのです。
実はトマトの種周辺のゼリー部分こそ旨味成分のグルタミン酸が多く含まれているため、むしろ種を取ったら台無しで、ゼリーの部分は欠かさず使いたいところ。ゼリーの部分を使うことでソースの役割も果たしてくれるのです。
深堀していくうちにシシリアンルージュが大好きになりました。そして来年のトマト栽培はシシリアンルージュでリベンジしたいと思った私でした。
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